代表も任せろ、豪快ヘッド!香川弾でドルト4連勝

ドイツ・ブンデスリーガ ドルトムント3―2シャルケ04(8日、シグナル・イドゥナ・パーク)
 【ドルトムント(ドイツ)8日=本田千尋】ドルトムントの日本代表MF香川真司(26)がホームのシャルケ04戦にフル出場。0―0の前半30分に頭で今季3得点目を決めた。試合は3―2で勝利した。9日に、18年W杯アジア2次予選(12日・対シンガポール、17日・対カンボジア)に臨む日本代表に合流する。シャルケ04のDF内田篤人(27)はベンチ外だった。

タイミングも位置取りも完璧だった。MF香川は0―0の前半30分、DFギンターからの右クロスに相手のマークよりも一瞬早く反応し、跳び上がった。豪快にヘディングでたたきつけ、先制点をマーク。9月20日のレバークーゼン戦以来、7試合ぶりとなる今季3点目に拳を力強く握りしめ、喜びを爆発させた。
 ドイツのルール地方を拠点とする両チームによる伝統の一戦「ルール・ダービー」で、日本代表MFが存在感を示した。得点後もゴール前に何度も顔を出し、的確なパスやクロスを供給。攻撃を活性化させ、チームを4連勝に導いた。リーグ戦では2か月近くゴールから遠ざかっていたが、10月25日のアウクスブルク戦で2アシスト。同28日のドイツ杯2回戦・パーダーボルン(2部)戦では鮮やかなループシュートを決めるなど、得点に絡み続けている。
 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(63)も一安心の好調ぶりだ。5日のメンバー発表会見で香川を「良いパフォーマンスを見続けている」と称賛。開幕から12試合すべてに先発で起用されていることに「彼はずっと試合に出続けている。時には休憩してほしい」と疲労を心配するほどだった。
 指揮官はトップ下をMF清武と競争させる方針だが、信頼は揺るぎそうにない。日本の背番号10が、ハリル・ジャパンにも勢いを持ち込む。

Yahoo!ニュース
スポーツ報知より

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