ドイツ・ブンデスリーガの公式サイトが特設ページを設け、日本代表FW武藤嘉紀(23)=マインツ=のドキュメント動画の配信を始めることが8日、分かった。ブンデスで活躍する外国籍選手のルーツを探る企画で、ほかにはガボン代表のオバメヤン(26)=ドルトムント=らそうそうたるメンバーが並ぶ。新人ながらすでに6ゴールを挙げている武藤の注目度が、ドイツで急上昇している。
日本からのニューヒーロー誕生を、ブンデス関係者は予感している。武藤のドキュメント映像を撮影するために来日した映像作家のロリーネ・ベルグマンさんは、「リーグからは香川ではなく、武藤で頼むといわれた。武藤はニューライジングサンとして、ドイツで期待されている」と明かした。
今回の企画で武藤の他にピックアップされたのは、今季11試合で13ゴールを挙げているガボン代表FWオバメヤン、マンUやRマドリードで活躍したメキシコ代表FWハビエル・エルナンデス(27)=レバークーゼン=ら4人。世界的なプレーヤーの中に日本の新人FWが名を連ねた。起用が決定した直後の10月31日のアウクスブルク戦で、武藤は日本人2人目のハットトリックを達成。大抜てきに満点回答で応え、ドイツ国内の注目度もうなぎ登りだ。
公式サイトで配信されるのは、各選手のルーツをリポートした約30分の動画。ベルグマンさんは、すでに前所属のF東京のクラブハウスを訪れ、ユース時代の指導者のインタビューや、練習風景などを撮影。母校・慶大にも取材に行き、サッカー選手「武藤嘉紀」を丹念に掘り起こした映像を作成した。今週にも配信が始まる見込みという。
今夏までプレーしたF東京では1・5シーズンで23得点を挙げ、Jリーグ1の人気者となったストライカー。23歳で飛び込んだドイツでもすでに6ゴールを挙げ、人気、実力を兼ね備えた存在になりつつある。日本代表として戦う12、17日のW杯アジア2次予選の活躍も、欧州のファンから熱い視線が注がれているはずだ。
Yahoo!ニュース スポーツ報知より
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