10試合ぶり復帰の清武、泥沼8連敗のチームに活「危機感が足りなさ過ぎる」

現地時間21日に行なわれたドイツ・ブンデスリーガ第22節で、ケガのため離脱していたハノーファーMF清武弘嗣が10試合ぶりに復帰。準備は整えていたものの、本来出場の予定はなかったと明かし、チームに活をいれた。

 昨年の代表招集中に、右第5中足骨骨折を負って長期離脱を強いられてきた清武。チームが7連敗中と苦戦が続く中、敵地のアウクスブルク戦で10試合ぶりにベンチ入りすると、1点ビハインドで迎えた後半からピッチに立ち、公式戦復帰を果たした。するとCKからあわや同点弾のチャンスを演出するなど、存在感を放った。しかし、苦境のチームを救うことはできず。ハノーファーは泥沼の8連敗となった。

 清武はブンデスリーガ公式(日本語版)のインタビューで、後半からの出場は当初の予定通りかと問われると「いえ、予定はなかったです。ロッカーに戻ったら、『いくぞ』と。準備はできていましたけど」と、出場の予定はなかったと明かした。

 コンディションについては「中足骨は大丈夫ですけど、木曜日に違うところを踏まれて、そこが痛かったですね。疲れました」と説明した。

 交代出場の際には、会場から拍手を送られた清武。「うれしかったです。(拍手は)聞こえたし、期待してもらっているというのは思いましたけど、こういう結果になって残念でした。後半良くなったとはいえ、あれで良いのかというのは思うし」と、自身への歓迎を喜びつつも、チーム状態への危機感を募らせていた。

 ハノーファーは泥沼8連敗で最下位と、降格の危機に瀕している。チーム状態について清武は、全員が危機感を持っているものの、「みんながパスを受けずに怖がって、もらってもすぐ味方に『おまえどうにかしてく』というようなパスを出すというか。そういうイメージにしか見えない」と苦言を呈し、「みんなが自分で気づかなきゃ意味がない。監督から言われたり、俺が言ったりして気づくようなら、危機感が足りなさ過ぎると思います」と語っている。

Yahoo!ニュース ISMより



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