バルサ、エイバルに4発快勝で無敗記録を「36」に伸ばす 乾は終盤から出場

6日に行われたリーガエスパニョーラ第28節、エイバル対バルセロナの一戦は、アウェーのバルセロナが3-0で勝利を収めた。エイバルMF乾貴士は終盤から途中出場している。

バルセロナのルイス・エンリケ監督は出場停止のネイマールの代役にムニルを起用して、スアレス&メッシとの3トップを組ませる。一方のエイバルはこの試合でもボルハとエンリックを2トップで並べる4-4-2を採用し、両サイドハーフにはエスカランテとアドリアンが入って乾はベンチスタートとなった。

バルセロナは開始早々にいきなりスコアを動かす。8分、メッシのパスに抜け出したスアレスが低いクロスを中央へ送ると、ファーサイドでムニルが詰めてネットを揺らした。ムニルは今季リーガで2度目の先発起用となった試合でゴールを決め、指揮官の期待に応える。

その後も攻めるバルセロナは、スアレスが狡猾な動きでエイバル守備陣を翻弄する。10分には、そのスアレスがアルバのスルーパスに抜け出してボックス内に入り込みシュート。だが、これは枠から外れる。

小気味良いテンポでパスを回すバルセロナをなかなか捕まえられなかったエイバルだが、33分にフンカのクロスからエスカランテがボレーで合わせてゴールを狙うと、前半終盤はサポーターの大声援にも後押しされ怒涛の攻撃を見せる。40分には、カパが放ったクロスがブスケッツの足に当たり、あわやオウンゴールというシーンを演出する。

しかしながら41分、エイバルが良い時間帯を過ごしていたところでメッシが一発を沈めた。中盤で相手のミスパスを拾ったムニルからカウンターが始まり、3対3の状況でメッシがドリブルで持ち込み左足でフィニッシュ。バルセロナがリードを2点に広げる。

後半はサイドの攻防が鍵を握る。エイバルがフンカのサイドから相手を切り崩そうとするのに対して、バルセロナはラキティッチがうまくアウベスをサポートしながら右サイドをケアする。

ハーフタイムの指示で思うほどの効果を上げられなかったエイバルのメンディリバル監督は、67分に最初の交代枠を使う。ボルハに代えてサウール・ベルホンを投入。4-2-3-1にシステムチェンジして打開を試みる。

バルセロナは75分に試合を決定づける3点目を手にする。メッシのクロスがラミスのハンドを誘い、PKを獲得。キッカーを務めたメッシが今季公式戦35得点目、リーガ21得点目となるゴールを決めた。

なおも飽き足らないバルセロナは84分にスアレスが圧巻のプレーで4点目を奪う。右ペナルティーエリア角でボールを受けたスアレスは寄せてきたカパを股抜きし、カバーに入ったダニ・ガルシアを弾き飛ばして右足で鋭いシュートをサイドネットに突き刺した。スアレスの得点で“MSN”の今季公式戦における得点数は100ゴールに到達している。

エイバルは89分、エンリックに代わって乾がピッチに入る。だが、アディショナルタイム2分を加えても日本人MFが見せ場をつくる時間はあまりにも少なかった。

敵地イプルアで快勝したバルセロナは、ファビオ・カッペロ氏が率いていた1992-93シーズンのACミランが記録した36試合無敗という記録に並び、2位アトレティコ・マドリーに暫定で勝ち点11差をつけて首位を独走。敗れたエイバルは8位につけているが、同日に行われるレアル・ソシエダ、バレンシアの試合結果次第で10位まで順位を落とす可能性がある。

またベティス対グラナダの一戦は、ホームのベティスが2-0と勝利した。エヌディアイエの得点で先制したベティスは、後半ルベン・カストロの加点でグラナダを突き放した。この勝利でベティスは11位に位置。グラナダは18位に沈んでいる。

Yahoo!ニュース GOALより


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