ボローニャ戦後半23分に自慢の走力でカウンターを阻止
インテルの日本代表DF長友佑都は、12日の本拠地ボローニャ戦で先発フル出場を果たした。前半は左SB、後半は右SBとしてプレーした長友について、イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」は、「インテルでの最高のパフォーマンスの一つ」「サン・シーロに万雷の拍手」と絶賛している。
2-1で勝利したゲームで90分間奮闘した長友には及第点の「6.5点」が与えられた。そして、寸評には称賛の言葉が並んだ。
「インテルでの彼の最高のパフォーマンスの一つだった。前半はずっと攻撃的にプッシュして、後半は守備に少し力を多く割いた。ジャッケリーニの抜け出しをカバーした時のスプリント速度は、サン・シーロに万雷の拍手をもたらした」
前半は左サイドで縦に仕掛けるドリブルを多く仕掛けた。クロスはゴールにつながらなかったが、突破から最低限CKを取るプレーがインテルに攻撃のリズムを生み出していた。右サイドに移った後半はボローニャにボールを保持される時間もあったが、決定的な決壊はすることなくゲームを終えている。
2-1勝利に貢献で存在感は増すばかり
そしてハイライトになったのは0-0で迎えた後半23分だった。インテルのCKがクリアされると、相手MFエマヌエレ・ジャッケリーニに一気に抜け出された。チリ代表MFガリー・メデルとともに猛ダッシュで自陣に戻った長友は、最終的にチェゼーナ時代の同僚であるウインガーからボールをカット。ファウルをすれば決定的な得点機会阻止でレッドカードを提示された可能性もあるピンチを、自慢の走力で防いだ格好になった。
ここで先制点を与えなかったインテルは、セットプレーで2点を奪い勝利。次節の3位ローマとの決戦に向け、貴重な勝ち点3を手にしている。称賛を浴びた長友も、復活を遂げつつあるインテルの中で存在感を増している。
Yahoo!ニュース サッカーマガジンゾーンウェブ編集部より
●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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