敵地でキエーボに0-0 伊メディアは本田に及第点の採点
ACミランの日本代表FW本田圭佑は、0-0の引き分けに終わった13日の敵地キエーボ戦に先発フル出場した。試合前のウォーミングアップでMFユライ・クツカが負傷し急きょスタメン変更、GKジャンルイジ・ドンナルンマは前半の早い段階で負傷交代と、ミランにとってはアクシデント連発のゲームだった。試合後に選手採点を公開したイタリアメディアでは、「突風のように突破した」と、右サイドで縦に仕掛けるプレーが評価されたが、ラストパスの精度には疑問符も付けられた。
ミラン専門のニュースサイト「milannews.it」は、本田を及第点の「6点」と採点した。「右サイドで無尽蔵の動きを見せ、小型バイクのようだった。時間を追うごとにプレーは向上していったが、ラストパスの精度を欠いた」と評価されている。
この試合で本田は4-4-2の右サイドハーフでスタメン出場した。前半はキエーボの猛攻にさらされたが、そのなかでも右サイドを縦に突破する力強さを見せた。後半も右サイドでドリブル突破を見せながらプレーしていたが、最後の局面のプレー精度に欠けたと指摘されている。
サッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」も、本田を「6点」と採点している。「前半は、まあまあ。後半に良くなった。右サイドで1対1を突風のように突破したことがミランに勢いを与えた。美しいクロスでバッカのヘディングシュートを導いたが、残念ながらボールはサイドネットだった」と、右サイドでの突破力が高く評価された。後半に振りの小さい左足クロスをFWカルロス・バッカに合わせたプレーも称賛されている。
勝負の局面でのプレー精度を問題視
一方、サッカー情報サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は、本田をやや低めの「5.5点」とした。「前半は良くなかった。後半はポジティブになっていったが、重要な場面でのミスが目立った」と、こちらもゴールにつながるかどうかという場面でのプレー精度を問題視している。
本田は安定感のあるプレーを見せた一方で、最後のスコアを動かすかどうかという局面でのプレーが問題視される結果になった。敵地での引き分けとはいえ、昨日のゲームで勝利したインテルなど欧州カップ戦への出場権を争う上位チームとの差が開く結果になり、個人としての評価も高いものにはならなかった。
Yahoo!ニュース サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●
文 text by Soccer Magazine ZONE webより
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