7日に行われたヨーロッパリーグ(EL)準々決勝ファーストレグ、ボルシア・ドルトムント対リヴァプールの一戦は、1−1の引き分けに終わった。ドルトムントMF香川真司は出場しなかった。
クロップ監督にとっての古巣対決という意味でも注目されたELベスト8屈指の好カードで、ドルトムントは香川がベンチスタートになった。対するリヴァプールは、前線にスタリッジではなくオリジを起用。フィジカルを生かそうという意思が見られた。
序盤から互いに激しい戦いとなるが、主導権を握ったのはブンデスリーガで2位のドルトムント。プレミアリーグで9位のリヴァプールを自陣に張りつかせる。
17分にはビッグチャンスが訪れる。中央のヴァイグルが左前方のスペースに長いパスを入れると、シュメルツァーがサイドから絞って受け、深い位置から折り返す。これをムヒタリャンがシュートしたが、サコにブロックされた。
リヴァプールは攻められる時間が長くなったが、決定的な場面は17分以降ほとんど許さなかった。ボールを奪った後のキープに不安はあるものの、高い集中力でドルトムントの攻撃をはね返し続ける。
先制したのは、劣勢だったリヴァプール。39分、左サイドからの浮き球のボールをミルナーがフリックすると、最前線のオリジがボールをコントロール。ペナルティーエリアに入ったところで右足のシュートを放つと、ピシュチェクの足をかすめたボールがゴール左隅に決まった。
ゴールが必要なドルトムントは、前半に負傷を抱えた様子のドゥルムが下がり、後半からシャヒンが投入される。リヴァプールはヘンダーソンが下がってアレンが入った。
すると48分、ドルトムントが同点弾を決めた。CKのチャンスでショートコーナーを使ってムヒタリャンがクロスを入れると、フンメルスがヘディングでゴール。1−1とする。
51分、リヴァプールは立て続けにシュートチャンスを迎えるが、ヴァイデンフェラーに3本のシュートを止められ、勝ち越すことができない。
その後はしばらく、試合がこう着。どちらも決定機をつくれない。時間の経過とともに、ホームで勝っておきたいドルトムントがやや攻勢を強めていく。
どちらもベンチが動いたのは75分すぎ。ドルトムントはオーバメヤンとベンダーが下がり、プリシッチとパパスタソプロスを投入。ロイスがCFに移る。この時点で、香川出場の可能性が消滅した。
一方のリヴァプールは77分にララナが交代となり、負傷明けのフィルミーノが入る。84には、オリジと交代でスタリッジが送り出された。
最後はドルトムントが2点目を奪いにいったが、リヴァプールの集中力は切れず、1−1のまま試合終了。セカンドレグは14日に開催される。
Yahoo!ニュース GOALより
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