ミラン監督交代で本田に待つのは最悪のシナリオか ベンチ経由放出の可能性も

ブロッキ政権で大粛清の可能性浮上

 ACミランはシルビオ・ベルルスコーニ会長の独断専行によるクリスティアン・ブロッキ新監督の誕生により、日本代表FW本田圭佑のみならず、コロンビア代表FWカルロス・バッカ、主将のイタリア代表MFリッカルド・モントリーボという主力級の実力者まで今季限りで追放される可能性が浮上している。イタリア地元紙「トゥット・スポルト」が報じている。

シニシャ・ミハイロビッチ前監督の解任を受け、ミランは激震に襲われている。

 特集では「ミランでプレーする選手たち。バロテッリからバッカ、本田まで、ビッグプレーヤーたちも追放、浄化される可能性がある」と衝撃のシナリオをレポートしている。

 絶対権力者シルビオ・ベルルスコーニ会長の粛清リストの筆頭は、リバプールから今季期限付き移籍で加入したFWマリオ・バロテッリだという。グロインペインで長期離脱した影響もあり、ここまでのリーグ戦ではわずかに1ゴール。イタリア杯を含めても3ゴールだ。“悪童”の保有権を持つリバプールもすっかり愛想をつかしている。

「バロテッリを追い払うために、リバプールが契約を解除する可能性もある。移籍金ゼロになっても、バロテッリがミランに残る保証はない」

 中国移籍の可能性も浮上するバロテッリの未来は五里霧中となっている。バロテッリ以外にも主力もその座が危ういという。

エースFWバッカ、主将ボランチ、本田も放出か

「バッカも本田も移籍する可能性がある。モントリーボは契約にもつれがある。契約は延長したが、こんなに悲惨なシーズンとなっては、契約がゼロになる可能性もある」

 今季3000万ユーロ(37億円)の移籍金でセビージャから獲得したばかりのバッカ、来季で契約満了となる本田、そして、契約延長で合意に達したとレポートされている主将のモントリーボですら粛清の対象となる可能性が浮上している。

 ミランは負債超過状態で今季も単年で100億円という赤字が見込まれている。チームの貴重な戦力とはいえ、高年俸の選手は放出の対象となる可能性があるという。

 ブロッキ新監督は会長お気に入りの4-3-1-2システムでサンプドリア戦を戦うと地元メディアは予想。イタリアスポーツ紙3紙はいずれもトップ下でジャコモ・ボナベントゥーラの先発を予想。本田はベンチとなっている。今季前半戦に控え暮らしを余儀なくされ、「パンキナーロ(ベンチ要員)」という切ない異名を地元メディアから与えられた本田。ベンチ経由放出というとんでもないシナリオが待ち受けているのだろうか。


サッカーマガジンゾーンウェブ編集部

Yahoo!ニュース ●文 text by Soccer Magazine ZONE webより


サイト閉鎖中

0コメント

  • 1000 / 1000