練習中に突如ウジョアと取っ組み合い するとチームメイトたちは…
悲願のプレミアリーグ初優勝に向けてラストスパートに入っているレスターだが、イングランドだけでなくヨーロッパ各国でもその一挙手一投足に注目が集まっている。スペイン紙「マルカ」は、トレーニング中の日本代表FW岡崎慎司らのリラックスムードを報じている。
「トレーニング中の“レスリング”に見る、レスターのグッドバイブレーション」というタイトルの記事で、岡崎とアルゼンチン人FWレオナルド・ウジョアのじゃれ合いを伝えている。ふたりは練習の合間、取っ組み合いのような形になると、なぜか他のチームメイトがウジョア側に加勢する。岡崎はウジョアにヘッドロックされつつ、足までつかまれて宙吊りのような体勢になってしまった。
もちろん、これは仲間割れではなかった。身体の自由が戻った岡崎はウジョアらと談笑すると同時に、チームを率いるクラウディオ・ラニエリ監督からも笑顔で肩を叩かれていた。同紙はこの様子について、次のように描写している。
「プレミアの首位に君臨しているレスターだが、良い雰囲気がチーム内に充満している。ラニエリ監督はタイトルをつかむためにますます選手と近い距離感を取っていて、選手の誰もがグループの利益のため、それぞれの個性をピッチに反映している」
ピッチ外でチームを和ませる岡崎の存在価値
レスターは10日のリーグ第32節サンダーランド戦に2-0と勝利後、ラニエリ監督がインタビューで「スタジアムの外でレスターのユニホームを着た多くの老婦人を多く見た時、本当にファンタスティックだった」と敵地に多くのサポーターが詰めかけたことを感謝するなど、ピッチ内外で最高のムードに包まれている。
そのなかで精力的な運動量でチームに貢献する岡崎は、“イジられ役”としてムードメーカーとなっている。ポジティブな雰囲気に乗って、ウイニングロードを突っ走る――。レスターの上昇ムードに陰りは見られない。
Yahoo!ニュース サッカーマガジンゾーンウェブ編集部
●文 text by Soccer Magazine ZONE webより
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