岡崎先発のレスター、エース退場も終了間際のPKでドローに持ち込む

プレミアリーグ第34節が17日に行われ、日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターとウェストハムが対戦した。

 2位トッテナムに勝ち点差7をつけて首位を走るレスターは、残り5試合で3勝すれば無条件で優勝が決まる。リーグ制覇に向けて5連勝中と好調を維持しており、この日もベストメンバーを起用。岡崎は14試合連続でスタメンに名を連ねている。対するウェストハムはチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争う6位につけているが、公式戦ここ5試合白星なしと、失速気味。逆転でのCL出場へ向け、勝ち点3を持ち帰りたい。

 最初に決定機を作ったのはアウェーのウェストハム。開始2分にエリア手前右でFKを得ると、ディミトリ・パイェが上げたクロスにニアサイドのシェイク・クヤテが頭で合わせる。枠の右隅を捉えたシュートをGKカスパー・シュマイケルが指先で弾くと、ボールは右ポストを叩き、さらに左ポストに当たったがゴールラインは割らず、最後はシュマイケルがキャッチした。

 失点を免れたレスターもセットプレーからチャンスを作る。10分、右サイド高い位置で岡崎がFKを獲得すると、マーク・オルブライトンがクロスを供給。ゴール前のロベルト・フートがヘディングで合わせたが、シュートはわずかに枠の右へ外れた。

 試合が動いたのは18分。レスターはGKシュマイケルがキャッチしたボールを素早く前線に預ける。これを受けたリヤド・マフレズが中央を駆け上がったエンゴロ・カンテにつなぎ、カンテはエリア内左へスルーパス。最後はジェイミー・ヴァーディがワントラップから左足のシュートをゴール右隅に突き刺し、レスターが先制に成功した。試合はこのまま1-0で前半を折り返す。

 1点を追いかけるウェストハムはハーフタイムにペドロ・オビアングを下げてアンディ・キャロルを投入した。50分には右からのCKにキャロルが頭で合わせたが、シュートは枠の右に外れてしまった。

 56分、レスターにアクシデントが発生する。ダニー・ドリンクウォーターからのスルーパスでエリア内に抜け出したヴァーディがアンジェロ・オグボンナに倒されたが、主審はシミュレーションと判断。すでに警告を受けていたヴァーディに2枚目のイエローカードが提示され、退場処分となった。

 エースを失い数的不利となったレスターは直後の59分に岡崎を下げてレオナルド・ウジョアをピッチへ送り出す。一方のウェストハムは敵陣に押し込む時間が増えたものの、なかなかチャンスにつなげることができない。74分には左からのCKをキャロルがヘディングでつなぐと、ゴール前のオグボンナのもとへ渡ったが、DFに阻まれシュートを打つことができなかった。

 レスターは78分、マフレズを下げてダニエル・アマーティを投入し、逃げ切りを図る。ところが84分、ウェズ・モーガンがエリア内でウィンストン・リードを倒してしまい、ウェストハムがPKを獲得。これをキャロルがゴール右隅に決めて、試合は振り出しに戻った。

 さらに86分、右サイドからのクロスがファーサイドへ流れると、アーロン・クレスウェルがエリア内左から左足でハーフボレー。このシュートがゴール右上に吸い込まれ、ウェストハムが逆転に成功した。ところが後半アディショナルタイム5分、レスターはジェフリー・シュラップがエリア内で倒されPKを獲得。これをウジョアがゴール右隅に蹴り込み、土壇場で同点に追い付いた。

 試合はこのまま2-2で終了。レスターは連勝が5でストップしたものの勝ち点1を獲得。ウェストハムは6試合ぶりの勝利とはならなかった。なお、岡崎は59分までプレーした。

 次節、レスターは24日にスウォンジーと、ウェストハムは21日にワトフォードと、それぞれホームで対戦する。

【スコア】

レスター 2-2 ウェストハム

【得点者】

1-0 18分 ジェイミー・ヴァーディ(レスター)

1-1 84分 アンディ・キャロル(PK)(ウェストハム)

1-2 86分 アーロン・クレスウェル(ウェストハム)

2-2 90+5分 レオナルド・ウジョア(PK)(レスター)


Yahoo!ニュース SOCCER KINGより


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