ブロッキ監督が本田の起用法に言及
ACミランのクリスティアン・ブロッキ監督が21日のカルピ戦前日の記者会見に臨み、日本代表FW本田圭佑を当分の間は先発起用する考えがないことを示唆した。
ミラネッロで行われた前日会見に出席したブロッキ監督は、初陣となったサンプドリア戦で出場機会のなかった本田の起用法について言及した。
「確実に彼がプレーするチャンスはある。とてもよく練習している。本当にみんな懸命に練習している。練習を見ると、私が要求している練習をこなしていない選手はいない。1回2回の試合では、21人から22人の選手全員をハッピーにはできない。それは議論の余地がないこと。11人がピッチに立つ。そして、3人の交代枠がある。最初は少し問題だが、試合ごとにいい試合ができて、重要な結果を得られるのなら、すべての選手たちがプレーできる。
誰が本格的に構想に入っていくか、誰が適合できないプレースタイルかを理解していきたい。彼はとても多くのものをチームに与えている。できるだけ早く起用して、彼の実力を見せてもらいたいと思っている」
この発言を聞く限り、本田に関しては少なくともカルピ戦では先発起用しない方針のように感じられる。他のチームメイトと同じアピール具合であることを示した新指揮官は、なるべく早く起用したいとの意向を示した。
「やる気に満ちて、懸命にやっている」
シニシャ・ミハイロビッチ監督の電撃解任によって出場機会を失う形となった本田だが、ブロッキ監督の目にはやる気に満ち溢れているという。
「本田のモチベーション？ 確実にイエスだよ。やる気に満ちて、懸命にやっている。彼も他の多くの選手たちも、私を悩ませてほしい。どの11人がピッチに立って、誰を交代で途中出場させるか、私を悩ませている。だから、常に良い練習を続けてほしい。私が彼を必要とした時に、明日か、あるいは他の試合でも、難なく適切な態度で臨んでくれると思う」
今季1得点3アシストの背番号10には、今のところ出場機会は約束されていない。モチベーション高く準備を整え、限られたチャンスで結果を残す以外に現状打破の道はなさそうだ。
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部
●文 text by Soccer Magazine ZONE webより
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