右SBから左にシフトしたインテル長友を伊メディアが称賛 「いつも通りの責任感と忍耐」

ウディネーゼ戦でまたも示した万能性 クロスの精度には苦言も

 インテルの日本代表DF長友佑都は、23日の本拠地ウディネーゼ戦で先発フル出場し3-1の勝利に貢献した。右サイドバックで先発し、試合途中で左サイドに移るというユーティリティー性を発揮した長友は、イタリアメディアに「いつも通りの責任感と忍耐力」と抜群の安定感を高く評価されている。

インテル専門のニュースサイト「FCインテルニュース」は、長友を合格点の「6.5点」と採点し、寸評でもその働きぶりを手放しで称えている。

「何も言うことはない。いつもどおりの責任感と忍耐力で、危険な場面を作らせなかった。前半は積極的に攻撃参加したが、クロスのほとんどはDFに当たってしまった。左サイドでの後半は、彼の使い勝手の良さを証明し、守備面での主人公となった」

 後半20分の交代策までを右サイドでプレーした長友は、積極的にサイドを駆け上がってクロスを上げた。そのうち前半25分にはMFジョナタン・ビアビアニの頭に合わせたものがあったが、目の前の相手DFの足に当たるものが多かったのは事実だ。しかし、それによって獲得したCKもあり、相手のカウンターにつながるようなボールロストはなかった。左サイドに移り、特にリードをした後半30分以降は守備に軸足を置いたプレーでチームを助けたことが評価されている。

契約延長の発表後、出場2試合で連勝

 また、サッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」は、長友を「6点」とした。「何度も右サイドで長い距離を駆け上がっていった。惜しむらくは、クロスの精度を欠いた。後半は左サイドに移ったが、クオリティーを維持した」と、クロスの精度に課題が残ったものの、全体的な出来は及第点に値するとされた。

 同様にサッカー情報サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」も長友を及第点の「6点」と評価。「良い立ち上がりで、対面したエデニウソンを困難に陥れた。後半は前半ほどの圧力を掛けられなかった」と、主に右サイドでのプレーでマッチアップした相手選手を上回ったと評価されている。

 前節は出番なしに終わりチームも敗れたが、今節はフル出場してチームも勝利。長友はインテルと2019年6月までの契約延長が発表されて以来、前々節ナポリ戦に続いて2試合連続で、出場した試合でチームを勝利に導いている。

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE webより


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