ヴォルフスブルクを圧倒した電光石火の1得点1アシストに脱帽
ドルトムントの日本代表MF香川真司は、30日のヴォルフスブルク戦にトップ下でリーグ戦4試合連続となる先発フル出場を果たし、序盤にいきなり1得点1アシストをマークするなどチームの5-1大勝に大きく貢献した。この活躍は海を越えて米メディアも大絶賛。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」は10点満点を与えている。
香川は試合開始直後から輝きを見せる。前半7分、左サイドDFシュメルツァーのクロスをファーサイドでフリーとなったMFムヒタリアンがボレーで合わせる。シュートは枠を大きく外れたが、中央への折り返しのような形となった。それをエリア内にいた香川が反応し、右足ダイレクトで合わせてゴールネットを揺らした。自身2試合連続、そして今季リーグ戦9点目となる一撃で幸先良く先制した。
先制ゴールの2分後には、エリア手前でクリアボールを拾った香川がボールキープから相手最終ライン裏へスルーパスを送ると、これに反応したFWラモスが確実に決めてリードを広げる。
その後も攻撃の中心として存在感を放ち続けた香川は、本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクでの5得点の大勝に導く立役者となった。この香川の活躍に「ESPN」も「香川真司、ヘンリク・ムヒタリアンのふたりがドルトムントのヴォルフスブルク粉砕をリードした」とのタイトルで、写真つきの記事で称賛を送っている。
ラモスへのアシストは「完璧」
「開始10分のゴールとアシストで高い評価を獲得した。日本人アタッカーは彼の長所であるしなやかなプレーを、チームに提供し続けた。アドリアン・ラモスに対するアシストパスは、完璧な荷重のかかったものだった」
手放しでの称賛とともに、採点でもMFムヒタリアン、途中出場のオーバメヤンとともに10点満点が与えられている。序盤で試合を決めたハイパフォーマンスぶりは、各国メディアだけでなくトーマス・トゥヘル監督の信頼も大きく高めたはずだ。
<「ESPN」によるヴォルフスブルク戦のドルトムント選手の採点>
■先発
GK
ビュルキ 6点
DF
シュメルツァー 8点
フンメルス 7点
ベンダー 7点
ピシュチェク 6点
MF
バイグル 7点
カストロ 7点
ムヒタリアン 10点
香川 10点
ロイス 9点
FW
ラモス 9点
■途中出場
DF
ドゥルム 6点
MF
サヒン 7点
FW
オーバメヤン 10点
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部
●文 text by Soccer Magazine ZONE webより
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