プレミアリーグ第37節が8日に行われ、日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターとエヴァートンが対戦した。岡崎は17試合連続で先発出場となった。
前節、勝利すればプレミアリーグ制覇が決まるマンチェスター・U戦はドローに終わったが、2位のトッテナムが敵地でチェルシーと引き分けたため、2試合を残して“奇跡”の優勝を成し遂げたレスター。大躍進を遂げた今シーズンのホーム最終戦で、歓喜に湧くサポーターに勝利を届けて優勝に華を添えたいところだ。先発は、岡崎とリーグ戦3試合ぶりに復帰したエースFWジェイミー・ヴァーディが2トップ。その他、リヤド・マフレズやエンゴロ・カンテ、マーク・オルブライトンらがスタメンに名を連ねた。
開始5分、優勝の勢いそのままにホームのレスターが先制に成功する。右サイドでスローインを受けたアンディ・キングが右足でクロス。エリア内中央に走り込んだヴァーディが右足で上手く合わせ、ゴール左に決めた。
さらにレスターは28分、敵陣中央でボールを拾ったカンテが思い切り良く右足を振りぬく。ボールはGKホエル・ロブレスが弾き、岡崎がこぼれ球に反応したがシュートを打つことはできない。
攻めるレスターが33分にリードを2点に広げる。右サイドでボールを持ったマフレズがエリア内右に侵入し、ドリブルで中央に仕掛ける。相手DFに当たってエリア内中央にこぼれたボールをキングが右足でゴールに蹴り込み、追加点をマークした。このまま前半は終了し、レスターの2点リードで折り返す。
後半に入って46分、エヴァートンに決定機が訪れる。相手DFの裏に抜け出したバイエ・オウマル・ニアッセがGKと1対1の場面を迎えると、右足でシュートを放つ。しかしながら、これはエリア外に飛び出していたGKカスパー・シュマイケルに頭で弾き出された。
2点を追うエヴァートンは58分、右CKからのクロスをファーサイドでジョン・ストーンズが頭で折り返す。エリア内中央でロメロ・ルカクがヘディングシュートを放ったが、GKシュマイケルの好セーブに阻まれた。
レスターは62分、岡崎を下げてレオナルド・ウジョアを投入。65分、オルブライトンのスルーパスに抜け出したヴァーディがエリア内右で相手DFに倒されてPKを獲得。ヴァーディ自らキッカーを務めると、ゴール左に蹴り込んだ。
さらにレスターは67分にオルブライトンを下げてジェフリー・シュラップを投入。すると72分には、カンテがエリア内左で相手DFに倒されて、この試合2度目のPKを獲得。ヴァーディがキッカーを務めたが、蹴ったボールはゴール上に外れ、ハットトリック達成を逃してしまう。
80分、レスターは左サイドでボールを受けたマフレズが左足でクロスを供給。エリア内中央でウジョアが頭で合わせたが、惜しくもゴール右に外れた。
3点リードされたエヴァートンが1点を取り返す。88分、左サイドを抜け出したケヴィン・ミララスがドリブルでエリア内左に侵入。相手DFを2人かわすと、右足でゴール右に流し込んだ。
このまま試合は終了し、レスターが3-1で勝利。今シーズンのホーム最終戦を白星で飾り、試合後に行われる予定の優勝セレモニーに華を添える形となった。なお、岡崎は62分までプレーしている。
次節、レスターは15日にチェルシーと、エヴァートンは11日にサンダーランドとそれぞれ敵地で対戦する。
【スコア】
レスター 3-1 エヴァートン
【得点者】
1-0 5分 ジェイミー・ヴァーディ(レスター)
2-0 33分 アンディ・キング(レスター)
3-0 65分 ジェイミー・ヴァーディ(PK)(レスター)
3-1 88分 ケヴィン・ミララス(エヴァートン)
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